ワケありでも借り入れできる業者を他社と比較してみた!
カードローンやクレジットカードは少ない件数であれば問題ありませんが、たくさんの他社借り入れがあると審査に通りにくくなってきます。
それは多数の借り入れがある状況を「多重債務」として判断されてしまうためです。
多重債務は利息の返済に追われ、借金を借金で返していくような事態に陥りやすく、このような状況になってしまうと破たんするリスクが高まります。
また、中には他社借り入れがある状況で審査に通らなかったことから、自信を失ってしまう人もいます。しかし金融機関をしっかり選べば、状況によっては融資可能となることもあります。
ワケありの定義
一言にワケありと言ってもさまざまな状況があります。例えば少し他社借り入れを延滞してしまったような状態。これは信用情報上ではかすり傷程度で、そこまで問題視することではありません。
普通に支払い能力があったとしても、ふとした瞬間に返済が遅れてしまうことはあり、金融機関側でも多少はそういったケースを考慮しているためです。
しかし金融機関からの連絡を無視し続けた結果、債権を扱う部署が「異動」となると、信用情報に大きな傷ができてきます。
一般的にこの状況になるとカードは利用することができなくなります。だからと言って返済をしなくて良いわけではありません。そこでも催促が繰り返されますが、それでも返済がない場合は法的手段に出ることもあります。
カードは強制解約され、残っていた残債の一括返済を求められるのです。
そうなる以前にカード会社に支払い計画の相談をし、支払う意思があることを示していくことが必要です。多少のリスケは応じてくれますので、無断で延滞をするのではなく積極的にコンタクトを取っていきましょう。
過払い金請求経験者でも申し込みできる
また、ワケアリの内容が「過払い金請求」のケースもあります。過払い金請求をして信用情報に記録が残るのは、契約途中で行った場合です。これは債務整理として扱われるためです。
かつては完済後の請求でも「サービスコード71」として記録が残っていましたが、支援団体などの活動によって金融庁から「過払い金請求は顧客の正当な権利である」と認められたことにより、記録に残らなくなったのです。
サービスコード71とは契約見直しのことを指し、貸金業者が債務者からの過払い金請求に応じた時に残される記録でした。
現在ではこうした記録は完済後の手続きであれば掲載されることはありませんので、過去に過払い金請求をしていたとしても新規の契約は可能です。ただし過払い金請求をした金融機関と同じグループとの契約だった場合、社内データが残っていて契約不可となることもあります。
特に大手の金融機関ではグループ内でさまざまなカードを発行していることもありますので、申し込みをするときに今まで関係がなかったかチェックしておきましょう。
日本を代表する大企業のライフティ
ライフティという金融業者はあまり有名ではありませんが、中小の消費者金融の中では大手として考えられます。東京都新宿に本社があり、全国への貸し出しに対応しています。
中小の消費者金融ではローンの契約でカードが発行されないタイプのものもありますが、ライフティの場合は大手金融機関と同様にカードローンの提供を行っています。
カードローンの使い勝手も、大手金融機関と同様な利便性を確保していますので、中小消費者金融であるという不安を抱く必要はありません。
またライフティは比較的最近キャッシング事業に参入しました。他の金融機関でもそうですが、新規で事業に参入した場合はいかに顧客を確保するかが重要になります。ライフティではそのため他社で断られてしまうような人に対しても、柔軟に審査を行っています。
貸出限度額も最大500万円となっているため、他社借り入れがあってもおまとめ先に利用することも可能です。他社借り入れはまとめることによって、金利が低くなって返済計画を立てやすくなるというメリットがあります。
致命的なワケありなら
致命的なワケありと他社借り入れを抱えているのであれば、もう1つ検討しておきたい金融機関があります。それが三菱東京UFJ銀行カードローンのバンクイックです。
メガバンクのカードローンなんて到底無理と考える人もいるかもしれませんが、実は三菱東京UFJカードローンの仮審査は、消費者金融のアコムが行っています。
発行元は超大手ですが、その審査基準はアコムのローンと同様なのです。アコムは総量規制対象ですので、他社借り入れが多すぎるとまとめることができません。しかし銀行系カードローンであれば他社借り入れも十分まとめることが可能です。
このように銀行系カードローンでも保証会社が消費者金融だと審査に通りやすいところもあるのです。他社借り入れがあってもまとめたいと相談すれば、融資に積極的になってくれるところもあります。他社借り入れがあることは実は、その分他の会社から信用を得ていることを示す材料にもなります。
優良顧客に借り換えをしてもらえば安全に大きな貸し出しをすることができますので、金融機関にとってもメリットのある契約になるのです。